2008年5月5日月曜日

Bass 5

音楽に耳を傾けるとき、ベースそしてドラムに意識を集中することが確かに多かったと思います。

もちろん物心ついてすぐなどというわけではなく、比較的ましな環境を得てからですから高校生以後のことでしょう。 そんな小生が実際にベースを手にするのは既に中年の域に入ってからでした。

きっかけはいくつかありましたが、ひとつは彼の演奏をネットで見聞きしたこと。



Victor Lemonte Wooten


日本では知る人ぞ知るという方ですが、小生も動画共有サイトで”bass"で検索していくうちに初めて彼の動画を目にしました。

上の動画は彼が在籍するバンドの一つ、Béla Fleck and the Flecktones のライブにてアンコール後披露されたソロ演奏です。とにかくこのプレイを観て心動かされない人がありましょうか。

同じ時期に読んでいた一冊の本がありました。

Julia Cameron著 "the ARTIST'S WAY"

劇作家、脚本家である著者が友人達に乞われて始めた「創造性を回復する為のワークショップ」。

日に日に参加希望者が増え、生徒の一人からその内容を本にすることを提案されて同書が著されたのがおよそ十五年前。以来ベストセラーとして版を重ねるこの本はその内容すべてが示唆に満ちたものですが、小生が最も心を動かされたくだりは・・・

講座の生徒「でも私が実際にピアノが弾けるようになるとき、私は何歳になっていると思います?」

著者 「モノになろうがなるまいが、過ぎてゆく時間は同じです。」

ならば戻らない過去を言い訳にするのは止めて、今あなたの心を占めているそれに何を捧げるのかを考えて行動してみてはどうか―

「始めてみるにはもう遅すぎる」と随分長い間煮え切らないままだった小生ですが、遅まきながら踏ん切りがつけられたのは上の二つに大いに心動かされたが為です。



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