2009年7月29日水曜日

25日のKenjiワークショップ、尺八の呼吸

前回のWS中、呼吸のトレーニングに於いて。

いわゆる腹式で、胸郭をあまり意識せず呼気と発声を行っていた。
指示された内容に従いつつ、自分なりにいろいろやっていた。
吸気で下腹部を膨らませ、呼気・発声で下腹部を絞って息を出すという様に。
吐くときは横隔膜も腸腰筋も、括約筋も腹直筋・内外腹斜筋・腹横筋の”いわゆる腹筋”もすべて収縮させていた。
ただ、これだと思いのほか息が続かない。吸える空気の量も少なければ、呼気を発声に変換する効率も甚だ悪い。
声帯が緊張しすぎたのか喉まで痛くなってくるし。

数日後、Amazonで尺八に関する音源や書籍をあたってみた。
前々回、やのしくう師の演奏を拝聴してから楽器そのものにも関心はあったのだが呼吸についてもヒントが得られそうな気がしていたのだ。
検索した結果、中村明一氏の著作とCDを注文。本が先に届いた。

”「密息」で身体が変わる」”中村明一著 新潮社

中村氏は骨盤をやや後ろに倒すということをかなり強調しておられた。
対して西洋式の所作・姿勢では骨盤は必ず前傾する。

骨盤のポジションということで読後思ったこと、自身の経験から推測すること・・・


例えば自分がマリオネット状の人形だったとして。
頭頂、経絡の百会のあたりから自分の五体が吊り上げられ
ぶら下がっている。

で、頭の糸か何かをズーッと持ち上げられて
足裏が床・大地からようやく離れるくらい持ち上げられたとしようか。
自分はマリオネット、胴も四肢も只ぶらぶらにぶら下がっている。

そこから再び、足裏がひたと触れる処まで降ろされた、
そのときの姿

それが至高の立位。ヒトにとって最も望ましい姿勢。

重力に抗して、二つの脚だけで直立していながら
足腰はどこからかぶら下がっているような安楽さを感じている。

自分が調子の良い時というのは大体そんな感じ。
そうした時は確かに骨盤は決して前傾していないと思う。


同著の内容と筆者の感想、まだまだあるが
疲れたので今日はこの辺にしよう。

2009年7月23日木曜日

朗読音源マスタリング、ベース用コンプレッサー

レコーディングでもライブでも、ベースにはコンプレッサーは必携というのは定説らしい。小生も気にはなっていたものの導入はずっと先送りにしてきたが、何か素性の良いものを一つ欲しいとは常々思っていた。
ある日CYCO様のサイトにてコンパクトペダル型のコンプのレビューを拝見していたところ、CYCO様愛用のK&R GrooveCompレビューを読んでわりとあっさり購入に踏み切る。

先日のWS後ずっとさぼっていた夢野久作「能とは何か」朗読のレコを久々に行う。最後に上げた回に「次回作楽しみにしています」とのコメを寄せてくださった方がいた。テキストの内容は別として、ニコ動で観るものとして面白いか甚だ疑問な小生の動画、視聴してくださった方々にはお礼の言葉も無い。今一度観る人の視点から、もっと趣向を凝らした楽しめる作品を目指したい。

読みそのものが幾分改善されてきたか?聞き苦しいレベルの早口はだいぶ無くなってきた。
SoundEngine上でコンプ、イコライザ共に今までより踏み込んだ加工を行う。
録音→コンプ→ノイズ処理→イコライザ の順での作業。
コンプの設定がまだ掴めず。
イコライザに関しては「ここ」という自分なりのポイントがはっきりした。

後は合わせる静止画を決めなくては。

公演「Kenji -宮澤賢治・音と光と土-」公式サイトが出来ました

本公演で脚本・演出・音楽を担当されているMIZUKI氏が公式サイトを作成。まことにお疲れ様でした。

ウェルバ・アクトゥス第一回公演「Kenji -宮澤賢治・音と光と土-」

第三回ワークショップの映像が御覧いただけます。急遽出演が決定した尺八奏者・やのしくう師の演奏も収録されています。どうぞよしなに。

2009年7月22日水曜日

H21.07.18 Kenjiワークショップ第三回目

 前回はWS前に一歩先生に昼食を、会議後の飲み会では石川節人先生にビールをご馳走になったので何かお返しをと思い、岐阜在住のころ愛飲していた玉泉堂の「醴泉」を持参しようとふと思い立った。ネットで扱いのある酒屋さんを探して、WS前にバスで向かう。「醴泉・純米山田錦」を四合瓶で二本。自分の分はまた今度。

 開始30分前にアトリエ・ツバキハウスに入る。
 榊原忠美氏はじめ、劇団クセックACTの皆さんはスペイン公演のため不在。深澤氏とMIZIKI氏、WS参加者のかたがお二人既にいらしていた。
 MIZUKIさんがiPhoneで先日のライブの動画を見せて下さったのだがメニュー画面の壁紙が「けいおん!」の澪だったのにちょっとびっくり。Jacoのファンだからサンバーストのジャズベがフックしたのかしら。
 先日MIZUKIさんがライブで共演された筑前琵琶奏者・片山旭星氏のことをお訊ねしているうちにベースやらトランペットやら楽器の話に。僕ちんもライブとかやりたいのよー。ろくすっぽ弾けやしないけどさ!

 今回のWSは脚本に沿い、本番のリハーサルに近い内容で行われた。途中、新たに尺八演奏で出演されることになったやのしくう師が来訪され、尺八についての解説と古典曲の演奏を頂いた。
 「群読」の訓練もどんどん課題がヘビーになってきたが、確実に進歩しているのが実感できた。三グループに分かれてタイミングをずらしながら脚本の一部を読んでいくのだが、自分たちの読みを進めながら他のグループの読みも聞き取れるようになっている!俄然面白くなってきた。

 一人ずつの読みもチェックされたが、私の読みのあとMIZUKIさんから「6000ccの大型車でずっと徐行」という評を頂戴した。何だか今までの自分の人生を総括されたような思いがした。徐行~時速300kmまで自由自在に生きたいものだ。

 WS後ツバキハウスの近所のデニーズで皆とまったり。殆どの人が二次会に行く中私は失礼して帰宅。