人気のサイトであったにもかかわらず、ドレミカフェはその後閉鎖されることになります。
サイトの「住人」たちは事態についての憶測、存続の為の議論、無意味ななじり合い等々を経て
結局は終わりを受け入れるほかありませんでした。
当時PCについてのスキルなど皆無であった筆者は、サイト内の作品群を保存できないかとじたばた足掻いておりました。
ネットカフェの端末からezwebのドレミカフェのアドレスを手打ちで入力し、サイトのページを開くまででかなり苦労し、そこからテキスト群を保存する段階でも勝手が分からず途方にくれる無能っぷり。
ただテキストを保存したいだけなら、サイトのページから文章をコピーして.txtファイルの中に貼り付けそれらを整理してまたフロッピー(当時まだ普通に使われていました)等のメディアに記録する。
たったそれだけのことだったのに・・・。
無知は無力です。
否、私の意志が薄っぺらで弱々しかっただけなのでしょう。
全てにおいてそうでした。当時の私は・・・。
それでも約百六十遍に上る紫苑様の詩作だけは
なんとか残すことが出来ました。
ただ詩だけでなく、紫苑様は短編小説も投稿しておられたのですが
すでに精魂尽きてしまっていた筆者はページ数の多さから
小説の保存は断念してしまいました。
ただページ開いてコピペするだけなんだよ・・・
当時の自分に教えてやりたい。
なんであれしきのことであんなに悪戦苦闘していたのか。
やっぱり無知は無力か。
今回、ドレミカフェを製作されていたSTUDIO M.O.G.様に問い合わせさせていただきました。
自分以外の方の、当時の投稿を転載することは許されるのか否か。
結論としては「執筆者自身の許可」が必要とのことでした。
実はドレミ閉鎖後も、紫苑様とは数回連絡を交わさせて
いただいていましたが現時点ではそれも叶わない状態です。
このbloggerで紫苑様の詩作を幾つか紹介させていただきたかったのですが
今回は断念いたします。
知識が欲しい
技が欲しい
力が欲しい
何より意志の力、思い描く力
創造するちからが
いろいろありまして自分の中の衝動が
日増しに膨れ上がっております。
ただ、これで終わるのも癪なので
不肖わたくしの当時の投稿を転載させていただきます。
紫苑様へのファンレターのつもりで書きはじめた一編ですが
最終的にはドレミの「ケータイ詩人」の皆様へ捧げるつもりで
詩のコーナーに投稿したものです。
お目汚しお許しください
★あなたに★
作者:ガッツ
2003年05月26日
その愛は
尽きる事なく
その怜悧さは
貴方と
貴方を包む世界を
映し出す
貴方だけが持つ
その韻の内に
心の一瞬を封じ込め
永遠の時へと放つ
その手練に
並びうる者は
ありません。
貴方が紡ぐ詞と
その心を愛する者より
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