2008年4月22日火曜日

Bass 2

―「"Mu”は」 彼は続けた。
「"mother”と同じ意味の古語だ。そして"sic”は"science”の略語。総じて
Musicとは"全ての科学の母”を意味する。」
Victor L. Wooten "THE MUSIC LESSON" page18 より―


おそらくMTVを手本にしていたと思われる「ミュートマジャパン」、メジャーな歌謡曲系の歌手とはやや毛色の異なる人達ばかり出演していました。妹のお気に入りはTM NETWORK,TheStreet Sliders,小比類巻かほる,あとは岡村靖幸だったかな?BUCK-TICK、遊佐未森、筋肉少女帯が出てたのも覚えてます。番組で知った中での筆者のお気に入りはバービーボーイズでした。ソニーが開発した新たなメディア・CDが流通し始めていた頃でしたが、筆者が最初に買ったCDもバービーでした・・・ちょっと懐かしい。

本当に楽器を入手し、音楽理論等も合わせて勉強してみようか、と思ったのは二十代半ばの頃。マッサージ業界に入ったばかりの駆け出しだった小生、当時の上司の「マッサージは音楽だ!」という言葉を聞いたことがきっかけだったと思います。

確かに首肯せざるをえない思いでした。

応対するお客様の主訴、コース時間、こちらの技術と主な施術のルーティン・・・それらをもとにプランを立て施術を進めていくのですが、それは純粋な「治療」だけでなく「慰安」の要素も多く含むものです。

心地よさはもちろん、世阿弥の風姿花伝にあるような「めづらしさ・おもしろさ」が少なからず求められることにどうしたって気づかされちゃう現場の状況。

まずは主訴を解消できること、お客様の納得が得られることがもっとも重要ですが、それだけではやはり仕事の内容としては貧しい、寂しいものに感じられて来るようになります。お客様はもちろん、自分自身もです。

私のやり方は言うなれば「常に一本調子」でした。これは効果や時間的な効率の面から見ても障害になりうる事です。

さらに踏み込んで考えれば、「本当に各々のお客様の心身の状態に対応出来ているのか?」要は決まりきった自分の手順で流しているだけではないのか? という事にもなります。

起承転結、緩急強弱の変化の妙といったものを仕事以外のもので学んでくる必要を感じ始めていました。

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